洗面所-16 羽目板のカビ対策

大金持ちになったら檜風呂を自宅に作るつもりのふにゃまです。木の香りはいいですよね!

檜風呂はともかく、木の香りがする洗面所や浴室は温泉気分が味わえていいかなと思っております。そんなわけで洗面所の壁は羽目板で木張りにしてみようと思う訳です。

↑ 前も使った写真ですが、現状はこんな感じです。壁の半分は修繕して合板に。他の場所はそのまま石膏ボード+古い壁紙となっています。
羽目板は結構高いので、目立つ部分は板張りに、洗濯機の裏に隠れたりする部分はペンキで塗るだけ、という風に考えております。

ところで、高原といえば湿気との闘い。5月ぐらいから10月くらいまでは常に高湿度でカビとの戦いになるようです。ましてここは水回り。ちょっと油断するとすぐかびてしまいそうですよね。

ではカビ対策をどうするか。真っ先に思いつくのが、浸透系の木材保護塗料を塗ることですよね。ステインっていう系統の塗料です。でもなー、せっかくの無垢羽目板ですから、最初はそのまま木の香りを味わいたいなぁ。

そこで今回は、塗装はせず、カビ対策にホウ酸水を塗りつける感じにしてみようと思います。お安くホウ酸水を作ってみて、それでどの程度カビが抑制されるかの実験も兼ねてですね。

ホウ砂とかホウ酸塩を水に溶かして10%前後ぐらいの濃度のホウ酸水にします。それを塗りつけるなり吹き付けるなりして木に吸わせると、防腐、防カビ、防虫になるそうなのです。海外ではポピュラーな方式らしいのですが、僕は最近初めて知りました。

すでに溶かしたホウ酸水も売っていますが高い! そこで、簡単に手に入るホウ砂を買って自分でホウ酸水を作ることにしました。

 

健栄製薬 ホウ砂(結晶)P 500g

健栄製薬 ホウ砂(結晶)P 500g

 

↑ 小学生向けの理科実験か何かで、ホウ砂を使ってスライムを作るというのがあるらしく、それ用の小さいのが安く買えます。本当はホウ砂じゃなくてホウ酸塩のほうが水に溶けやすくて良いらしいのですが、ホウ砂のほうがずっと安いので、まずはこれでお試しです。

↑ 濃度7%のホウ酸水2リットルを作って、こんな感じの蓄圧式噴霧器を使って塗ります。庭の農薬散布用のやつで、1,980円でした。意外と安い! 
 ホウ酸塩だともっと溶けるらしいのですが、ホウ砂だと10%濃度にするのも難しいらしいですので、なんとなく7%ぐらいにしてみました。ネットで調べた情報によると、5%とかもっと低い濃度でも効果があるみたいなので大丈夫でしょう。
 ちなみに、より溶かすために水じゃなくてお湯を使っています。

↑ ウッドデッキにざっと並べて、どんどん吹き付けていきます。蓄圧式噴霧器って初めて使ったのですが楽ですね~。あっという間に必要数を塗り終わりました。

なお、木が吸いきってくれず、ウッドデッキにホウ酸水がたれていた部分を後で見てみたら、白い粉がたくさん噴き出ていました。やっぱりお湯で溶かして一気に吹き付けて吸わせるっていうのがいいのかもですね。それかやっぱりもっと濃度を落としてみたり、やっぱりホウ酸塩を取り寄せたりしたほうがいいのかも? ホウ酸水活用はまだまだ試行錯誤が必要そうです。

さて、乾いたら次は実際に壁に打ち付けです!

続く