生き物侵入対策 1年間のまとめ 動物編

はい、引き続きまして動物編です。

 

虫はわかるんですよ。ちょっとした隙間から入ってくるんだろうなって。でも、ネズミとか、あまつさえハクビシンなどの大物が、いったいどうやって家の中に入ってくるのか!

結論から言いますと

「やつらとてテレポートしてるわけじゃない。ちゃんと穴があってそこから入ってきている」

ということです。当たり前ですけどね!

 

↑ 新しい断熱材がきれいに敷き詰められた天井裏。これは客間の天井裏です。前持ち主様のお話しによると、ここにハクビシンが侵入して糞尿でひどいことになってしまっていたそうです。それで最近、業者さんに清掃&断熱材の刷新をしてもらったとのこと。これがあるべき天井裏の姿ですよね!

 

↑ しかし、先ほどの写真を撮った場所の周辺はこんな感じ。客間の押し入れにある点検口がこの有様ですよ。枯れ葉やドングリの殻などなどの、動物によって持ち込まれた様々なゴミと、ビリビリに荒らされた古い断熱材です。仮に、先ほどのきれいな天井裏にした後で動物が入ってきたのであれば、当然あんなにきれいなままではありません。つまり業者さんは、ぴったり「客間の天井裏」だけを掃除し、客間の押し入れとか出入りした点検口あたりは、本当に一切全く手を付けなかったということですな。いやな仕事の仕方だなぁ……

とはいえ、数年前まではここにハクビシンが入り込んで好き放題していたわけです。むぅ。

 

↑ こちらは和室と洗面所、お風呂の天井裏です。先ほどの客間の天井裏とはブロックが分かれていてつながっていません。

こちらも荒らされた断熱材とゴミが散乱しております。ネズミなどの小動物が住み着いている感じですね。ハクビシン特有の大量の糞が見られないので、こちらにはハクビシンは入ってきていないようです。

 

↑ いろいろチェックした結果、ハクビシンなどの進入は、おそらくはキツツキが開けた穴ですね。軒天の穴ですから、当然、地面に向かって開いている穴な訳ですが、小動物たちはアクロバティックにこういう穴から入ってくるのでしょう。すごいなぁ。

 

↑ 侵入経路その2、床下の穴。

 うちの床下は部分的な布基礎とでもいうのでしょうか? 人間でも自由に入り込めるほどオープンになっております。なので、大引きの下からケイカル板を打ち付けて、床下から壁内などの空間に侵入されるのを防いでいます。しかし、経年劣化であちこちに穴が…… こういう場所から壁内→天井裏というルートで侵入されていると思われます。がんばって塞ぎましたが!

 

↑ 虫編でも紹介しました配電盤。一番太い、大元の電源ケーブルあたりは壁の穴が大きくて大きな隙間が開いておりました。そして配電盤の中には木くずやゴミ、ネズミの糞がいっぱい! 明らかにネズミの侵入経路になっているうえに巣にすらなっていたのかも? 分電盤の中に木くずや枯れ葉とか、火事のリスクがすごいですよね! 配管用のパテでがっつり隙間を埋めてあります。

 

↑ これも床下の大穴。ここは壁内空間へとつながっているのが確定していた明らかな侵入経路でした。しっかり塞ぎました。

 

↑ ここが盲点だったところ! 壁と一体になっている雨戸の戸袋なのですが、なんと、この戸袋が=壁内空間になっていて、そのまま天井裏に続いているのです。この雨戸の出し入れのために手を入れる隙間からネズミが入り放題だったと思われます。今は蓋をしてあります。

こんな感じで、結構びっくりするような隙間があっちこっちにあって、特にネズミは簡単に入り込んでしまうんですね。夜に天井裏を走り回る音を聞くたびにため息がでました……

でも、1年間かけて穴を塞ぎ続けた成果なのか、今は動物の足音は聞こえません。とはいえ、これから暖かくなってくると、また入り込んでくるのかなぁ。

 

という訳で、動物対策のまとめ?ですが

1)とにかく壁内や天井裏に侵入する穴を塞ぐこと! キツツキ穴はすぐ塞がないとそこからネズミが入ってくる!

2)分電盤とか意外な場所にほどほど大きな穴があって、そんなちょっとした穴からネズミが入ってくる! 普段見えない場所をチェックしてとりあえずふさぐっ

3)うちの戸袋のように、設計上の盲点?で、破損しているわけでも穴をあけたわけでもないのに侵入ルートができてしまっている場合もある!

こんな感じでしょうか。

動物の忌避剤とかいろいろ売ってますけど、侵入されないようにしないとどうしようもないと思います。面倒でも少しずつ穴を塞ぐのがお勧めですっ!