土地も建物も写真とは大違い!

別荘地の雰囲気以上に実物をしっかり確認しないといけないのが、実際の物件です。高額な買い物ですから見ないで済ます人はいないとは思いますが、中古物件は細部まで確認しておかないと大変だな!って、素人ながらに感じる日々です。

まず土地ですが、不動産情報にでている敷地面積は全くあてにならないです! 急な傾斜地で実際にはほとんど使えない(でも固定資産税はかかる)という物件の多いこと! あとは、平坦地となっていて、確かに傾斜はしていないんだけど……ひどく凸凹していて相当な労力をかけて造成しないと何にも使えないとか、倒木と切り株でいっぱいだとか……。せっかくの広い敷地を活かせている物件は本当に少ないなって思います。

そして建物です。僕は(お金がないので)安くて古い物件を買ってのんびり手直しをしていく予定で探しているのですが、そういう条件で探すと、すごい建物にいっぱい出会います! いろいろ見て思ったのは、写真は信用できないということと、一定以上古い建物になると築年数では判断ができないということです。最初にどれだけしっかり建てられているかと、どの程度メンテナンスされてきたかで、ものすごく変わります。

まずは最初の建築がしっかりしているか。例えばコンクリート部がボロボロはがれてくる、中に鉄筋が入っていない、なんていう建物がたくさんありました。基礎が適当にブロックを置いてその上に柱を立てているだけというひどい物件なんかだと、地面に接していない(まったく役割を果たしていない)柱が何本もある、なんていうのもありました。きっと新築時はこれでもなんとか誤魔化せたんでしょうが……。

そしてメンテナンスされているかの重要性です。一例をあげますと、同じ別荘地内、同じ工務店による建設、ほぼ同設計の2件の別荘を見ました。物件Aは築35年。物件Bは築30年です。

新しいはずの物件Bですが、ここ5年は一切使われていないという状態とのこと。実際見てみると、外装の木造部分は各所で腐り落ち、ウッドデッキ部は完全壊滅。室内も、天井は雨漏りによると思われる白カビがびっしり、床もふわふわになっていて、建物全体が腐食している感じでした。

ところがそのあとに見た物件Aは、古いにも関わらず全く問題なし。聞くところによると、今でも年に数回利用。問題が出るたびにちょこちょこ手直しをしてきたというものでした。

同設計だけに差がとても際立ちました。高原の別荘地は高湿度ですので、やはりメンテナンスがとても大事なんだなぁと痛感です。

土地も建物も実際に見て、細部までチェックする。当たり前のことですが中古物件だと本当に大事だなって思います。