激安別荘探しは大変です その1

山の別荘というと、おしゃれなログハウス、薪ストーブ付き、なーんて物件にあこがれるわけですが、僕のお財布でそんな素敵物件に手が出せるわけもなく……。

 

僕のセカンドハウス探しは、もともとは僕一人で遊ぶ隠れ家の予定だったので、予算は物件購入費200万円までという投げ売り物件探しでした。

いや、あるんですよ、こういう価格帯でも。でも実際に見に行くと、なぜ安いのかよくわかります。それこそ前に書いた「写真じゃ見えなもの」がいっぱいで。

一番あるパターンが、実際は廃屋!ってやつですね。写真は数年前のもので、きれいに見える角度からしか撮ってないみたいな。基礎までボロボロで、まずは建物解体からスタートするしかない感じですね。いくら安く買ってコツコツ手を入れていくにしても、僕のような素人が低コストでどうにかするのは無理!ということでボツです。

あとは、物件そのものに致命的な問題があるパターンです。不動産屋さんに聞いたもの、実際に行ったものでおもしろかったのをあげると

「法律の関係で建物を建て替えることはできない(道路設置面積の関係ですね。これはよくあります)」

「車で入れるところから1km歩かないとたどり着けない物件(そもそもどうやって建てたんだ!)」

「物件に行くのに必ず人様の土地を通らないと行けないので、その方に通行料を払いつつ、気に入らない人だったら通さないと言われている」

激安なのにはちゃんと理由があります、ほんと。

とはいえ予算が無いわけですから、比較的基礎がしっかりした廃屋物件を探しておりました。

 

しかし、ここで大きな問題が発生してしまいました。

 

計画を妻に話したところ「ずるい、わたしも別荘行きたい!」と……。えー、アウトドアみたいなのあんまり興味ないじゃんとその時は思ったわけです。

でも話しているとなるほどなと思いました。脱線しますが、僕の仕事は短期出張が多くて、年に50泊はビジネスホテルに泊まります。もう外泊なんて日常なんですよね。でも妻や子どもにとってみれば「外泊」そのものが特別感満載のイベントで、それがお金をかけずに気軽にできるというのはとても魅力的なようです。実際、旅行に行こうとしても予約がまず大変で、繁忙期はびっくりするような値段だから気軽には行けないし、そう思えば週末にふらっとお泊りに行けるというのは良いですよね。

 

妻や子が利用するとなると、廃屋物件という訳にはいきません。その代わり家のお金からも出資してもらって、普通に使えるまともな激安物件を探すことになりました。

妻や子も気軽に利用できるような別荘物件で激安なものなんて、ほんとにあるのかいなと思いつつ、改めての物件探しとなりました。

 

つづく