激安別荘探しは大変です その2

続きです。

ではとりあえず普通に使えそうなぐらいで激安な別荘というといくらぐらいなのか? 不動産屋さんの物件情報を見ると300万円程度が下限っぽい感じでした。しかししかし、そういう価格帯の物件を実際に見に行くと、うーん……。廃屋一歩手前ぐらいでとてもすぐに使えるような感じではありませんでした。そりゃそうだよなぁ、土地の価格ぐらいだものね。

そういうことを繰り返してきた結果、不動産屋さんの表示価格で300万円とかの物件はだめだ!という結論に達しました。

実際にはこんな流れのようなのです。物件がなかなか売れなくて売主さんが値段を下げていく→そして500万円ぐらいとかになると安い物件を求めている人が興味を持つ→そして交渉の結果売れる! つまり、表示価格300万円の物件というのは「500万円とか400万円の表示価格でも興味を持たれないor実際に見た結果買うのをやめている」という物件たちな訳です。うーむ。

 

そんな訳で僕の物件探しでも、ここならほしい!と思うような物件は、大体500万円前後の価格帯でした。しかし重大な問題が。予算オーバー!オーバー!

そこで、なんとか値下げできませんかと交渉になるわけです。また、結構な問題を抱えてるけど何とかなりそうな物件には、大幅な値下げがあれば、という感じで交渉しました。

値下げ交渉ですが、やっぱり簡単にはいきません。でも、できればすぐにでも手放したいとか、掃除も何もなしの現状渡しでいいなら安くしてもいいとか、それぞれの事情に合わせたお話ができます。それで、すごく運よくマッチすれば無事購入!となるわけです。でも根気は必要でした。あとは価格さえ折り合えば!というぐらい気に入っている物件を、ほんの少し価格が折り合わないという理由で泣く泣くあきらめないといけない訳ですから、なかなかつらいです。でもない袖は振れないし……。

なお、500万円ぐらいの物件でも、僕的にはいいなと思うわけですが、それなりに問題はあってその価格なんだなと感じておりました。例えば外観が別荘っぽくないとか、間取りが使いにくいとか、あちこち修繕が必要とか。

 

そんなわけで、激安でなんとか別荘を入手しようとされている方へまとめです。

1)不動産屋さんの表示価格100万円とかのほんとうに激安な物件は、事前に詳しくお話を聞いておいたほうがお勧めです。見に行ってみたら一瞬でアウト、なんていう場合が多いので、見に行く労力とコストが無駄になります。

2)表示価格300万円とかの物件は相当な問題を抱えていると考えるべきです。実際、この価格帯で「これは楽しく過ごせそうだ」と思えるような物件は一つも出会えませんでした。

3)500万円ぐらいの物件は十分現実的です。古くても、しっかりした建設会社が丈夫に建てているとか、メンテナンスがしっかりされていてあまり傷んでいないとか、そういう物件はいくつもありました。あとは自分の予算に合うような値引きを得られるかどうか、がんばって交渉です。

 

ほんとは、あと200万円とかだせば選択肢はいくらでもあるんでしょうけどね~。でも、安くて古い物件を直していくのも楽しみなのです。